簡単&楽しい!-
初めてのパラコード編み物【応用編】

いつもブログをご覧下さりありがとうございます!

とても嬉しい事に、以前ご紹介した 【-簡単&楽しい!- 初めてのパラコード編み物】が大好評♪
調子にのって。というわけでもないですが、本日は【応用編】として前回ご紹介した編み方の利用方法をご紹介いたします。依然として「簡単」に出来る物を選んでご紹介していますので、カジュアルにお楽しみいただけると幸いです!



コチラの記事の続編となりますので、ぜひ一緒にチェックしてみてください。

 

 

 【応用】1.スネークノット

■ 簡単カメラストラップ!

ツールストラップにもオススメ。カメラストラップを作ってみました。

今回はコード2.6mくらい用意。あとはハサミとライターだけでOK。少しでも分かりやすくしたくて2色を溶接して使用していますが、一本用意するだけで大丈夫です。

まずスネークノットを始める位置を定めます。今回は写真くらいの位置から始めます。

1.先ほど決めた位置からスネークノットで編んでいきます。

2.編み方は前回のブログを参考にしてみてくださいね。

3.テンションが均一になるよう心掛けるとキレイに仕上がります。

4.おおよそ手首周りの大きさより少し短めな長さになるまで、ひたすら編みます。

5.次に、末端を少し開けて結びます。
※結び方については、このブログの最後にご説明します。

6.少し開けたところをループとすれば完成。簡単です。

シンプルな造りですが、結構しっかりとしたホールド感があります。

 

 

 【応用】基本形コブラステッチの利用系

コブラステッチ(平編み)は、他でも利用したアイテムが多く紹介されているので、ここでは直ぐにやってみたくなる簡単なものだけピックアップ。

■ プルコードにワンポイントを。

まずは、ミリタリーバックを愛用している人にもオススメな引手作りを紹介します。

1.設置したい箇所に通します。あるいは、ここが一番苦戦するかも。コードの先端をライターであぶって通しやすい形にしておくと良いです。僕は斜めにカットしたうえで、形を整えています。

2.あとは、いつもの「コブラステッチ」と一緒です。以前のブログも参考にしてみてください。

3.適度な回数編んだら完成。

4.末端は、ハサミで切りライターであぶって処理しておきます。炙った時にハサミの腹を押し付けるようにして整えると良いかも。

ジッパーにプルパーツが付いている場合でも、適用可能。引手に絡めてから施すと安定する気がします。

正直コブラステッチでなくても、引手は作れると思いますが、平たいプルパーツにしたいときはゼヒどうぞ。

 

 

■ 簡単に巻き付けカスタム

コブラステッチは、巻き付けカスタムにも応用することができます。
その一例がこちらなのですが、今回は比較的巻きやすい木製カトラリーを用意しました。

1.まずは、巻き始める位置を決めてこのように配置。

2.こんな形になったら、後はいつものコブラステッチ。
 先ほどのように芯となるコードはないですが、やることは一緒です。

3.交互に交互に。動作毎にしっかり締めていくことがコツかもしれません。

4.最後は切って留めてしまいます。解けてしまわないように先端を溶かしたらハサミの腹などで押し付けて圧着してしまいましょう。

一式同じようにカスタムすると、統一感があってオシャレ。キャンプとかで自分の色を決めて、間違わないようにしても良いかもしれないですね。

 

 

 【応用】二つの編み方を利用した簡単ショルダーストラップ

■ ハイブリッドに作るカメラストラップ ~私物カスタム~

ちょっとした例として、スネークノットとコブラステッチのハイブリットアイテムを軽く紹介します。
作成するのは、ショルダーストラップです。基本スネークノット。途中、体に接するだろう部分だけコブラステッチで編んでいます。

先日、大掃除していたら出てきた「ポラロイドカメラ」。ショルダーストラップを付けたいと丁度思っていたので、作ってみました。

パラコードを2本用意。長さは適当ですが、全長1メートルの物をつくりたかったので、7.0mx1本(スネークノット用)と5.0mx1本(コブラステッチ用)を用意。

1.最初は、ひたすらスネークノットで編んでいきます。(今回は30cm)

2.所定の長さまで編んだら編み方チェンジ!

3.今度はひたすらコブラステッチ編みを繰り返します。(今回40cm)

4.これまた、思い描いた長さまで編んだら、コブラステッチは終わり。スネークノットに切り替えて再びひたすら編む。それだけ。

完成。

以上、スネークノットとコブラステッチさえ覚えていれば出来る少しユニークなショルダーストラップでした。

 

 

 【永久保存版!】パラコード末端の処理について

パラコードの編み物を楽しみだして最初の壁は末端の処理にあるような気がします。
途中まで編んだわいいけど、最後どうしよう。なんてことしばしば。適当に結んでしまうだけでも良いのですが、「せっかくなら」と思う皆様に、超簡単な結び方と王道な結び方の二つをご紹介します。

 

■ 初級編 ■
「名前は知らないけど超簡単な結び方」

例えば、末端処理の代表格といえば「ダイヤモンドノット」なのですが、、、覚えるのが少し面倒。そこで、一瞬で覚えられる簡単な末端の結びをご紹介します。
意外と紹介されていない(?)気がするのですが、「ダイヤモンドノット」より簡単でそこそこの見栄えに出来るので、初めてでもホントお勧め。(ただし、この結び方の名前を僕は知らない。。。。ごめんなさい。知っている方いたらご教授ください。)

1.まず写真のように配置します。

2.上に乗っかっている方のコードを操作。下を潜って一方の穴を通します。

3.もう一方は逆に上から下へ。(手順2と3は、どちらが先でもOK。)

4.あとは上に向かって調整しながら引っ張って締めるだけ。簡単。。。余った箇所をカットして処理しておきましょう。

簡単ですよね♪意外とスッキリした様子になるので、

 

 

■ 中級編 ■
「王道!ダイヤモンドノット」

よく見かける王道な結び方が「ダイヤモンドノット」。少し凝った様子にしたい場合はオススメですが「簡単!」というわけにはいかないので、興味ある方だけご覧ください。

少しでも分かりやすくするために、あえて色の違うコードを使っています。

1.最初はこの形からスタート。覚えるしかない。。。

2.柄コードを、OD色コードの下から上へ。そして1.で作った輪っかから柄ロープを掬い取るように操作。

3.さらに柄コードを操作していきます。もう一度OD食コードの下を潜り、真ん中の穴(ひし形っぽいところ)に背面から手前に向けて通します。

4.ここでやっとOD色のコードを操作します。目標は3.で柄コードを通したのと同じ穴。ただし、写真の赤点を付けたコードをグルっと跨いでから。

5.ここで背面から手前に向けてOD色コードを通します。通す穴は3.で柄コードを通した穴と同じです。ここまでできれば勝ち。

6.最後は調整しながら締めてください。お疲れ様ですか。これで完成です。僕の説明も拙くて申し訳ないのですが、一回で分かりにくくてもあきらめずトライしてみてください。

ダイヤモンドノットは処理跡も目立ちにくいですし確かにきれいな結び方です。初級編でご紹介した結び方でも、十分事足りると思っているので簡単に済ませたい方にはそちらを推奨します。

 

 


最後に

予想以上にボリューミーな内容になってしまいました。最後までお読み下さり本当にありがとうございます。前回のブログにつづき、パラコードDIYを気軽に楽しんでみたい方の参考になれば嬉しいです。


ちなみに今回使用したのは「ATWOOD ROPE MFG」社製のコードです。質が良く実用性に富んだコードですし、カラーバリエーションも豊富。KINRYUオンラインストアでも扱っていますので、よかったらチェックしてみてくださいね!

 

 


お知らせ

日本最大級のキャンプ情報サイト「CAMP HUCK」さんのパラコードDIY特集にて、僭越ながらパラコードの先生としてお招きいただきました。今ブログと同様に、カジュアルにパラコードを楽しめてしまう素敵な内容ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!

※CAMP HUCK リンク※

【ひたすら巻くだけ】不器用でも“それっぽく”できあがる超簡単パラコード編み〜vol.1〜

【ひたすら巻くだけ】不器用でも“それっぽく”できあがる超簡単パラコード編み〜vol.2〜

【ひたすら巻くだけ】不器用でも“それっぽく”できあがる超簡単パラコード編み〜vol.3〜

 

 

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Micro Cord のススメ ~ 便利なコードディスペンサーを添えて 【Atwood Rope MFG.】

いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

以前、550Paracord、275Tacticalcordやをご紹介いたしましたが、今回はその続編。
米国内での生産を通じて高品質なロープを世界各国に提供するアメリカ老舗ロープメーカー「Atwood Rope MFG(アトウッド ロープ)」。パラコードも大変有名ですが、実はそれに類する様々なロープやロープにまつわるグッズもリリースしています。本日はその中から「マイクロコード」と呼ばれるものや、パラコード愛用者にとってもオススメな「コードディスペンサー」という便利なアイテムをご紹介いたします。

 

 

■ MICRO CORD (マイクロコード)

MicroCord(マイクロコード)は「Atwood Rope MFG(アトウッド ロープ)」がリリースするコードの中でも、1.18mm径と細く、そして軽いコードです。もちろん耐久性も引張強度46kgと優れています。

紫外線や、腐食にも強く、コンパクトで持ち運びも楽々。
そのため、使い勝手も良くキャンプなどのアウトドアシーンにもオススメ。

いろいろな使い方ができるので、用途はコレ!といった決まったものはないです。

例えば、、、、
眼鏡のテンプルに結んでグラスストラップにしてみたり。

ジッパープルにしてみたり。

水筒のキャップ落下防止にしてみたり。

工夫次第なので、多用途にお使い下さい。

パラコード同様に編んでブレスレットとかストラップを作成するものオススメ。550パラコードと比べて1/4ほどの細さなのでちょっと細かな作業になりますが。。。Microコードは柔軟性もあるので、出来上がりはなかなかキレイなものが作れると思います

細さを活かして、他のコードでは通らないストラップホールも利用したりして。

MICRO CORD (マイクロコード)/Atwood Rope をオンラインストアでみる

 

 

■ MICRO CORD DISPENSER (マイクロコードディスペンサー)

先ほどのMICROコードを利用するならば、これも一緒に手に入れておくと便利!!ラインカッターを備え、いつでもどこでも必要な分のコードを切り出せるコードディスペンサーです。

こんな感じで。写真では右手の親指でリールが回転しないように抑えています。これ、切るときのコツです。

さらに良いところは、「ATWOOD ROPE」のMicro Cordであれば、プラスチックケースごと嵌め込み利用する点。写真のように側面を外に広げるようにすると取り外し易いです。

このディスペンサーは耐衝撃性に優れています。UV対策もされており劣化に強いため、野外での使用にもお勧めです。

MICRO CORD DISPENSER (マイクロコードディスペンサー)/Atwood Rope をオンラインストアでみる

 

 

■ TACTICAL CORD DISPENSER (タクティカルコードディスペンサー)

550パラコード用もあります!
先ほどのMicro Cord用よりドッシリとしたこちらは、米軍特殊部隊考案のパラコードディスペンサーです。

背面にベルトクリップが備わっているのでベルトや鞄などに取り付けて持ち運ぶことができます。もちろんカッターブレードも備わっているので、必要な時に必要なだけ切り出してください。なれると片手で切断できますよ。

絡まったりすることを防げるだけでもとっても価値があるように思います。

中身はこんな感じ。この内蔵リールにパラコードを巻き付けてセット。約15m分収納することができます。

もちろんこのディスペンサーは耐衝撃性に優れています。UV対策もされており劣化に強いため、野外でもOK。

正直に話しておくと、ケースを開けるときにコツが要ります。固定しているツメを一つずつ外してください。マイナスドライバーを利用するのも手です。
耐衝撃性を考えると簡単に外れても困りますし。

TACTICAL CORD DISPENSER (タクティカルコードディスペンサー)/Atwood Rope をオンラインストアでみる
 

 

番外編~ロープの比較

ここからは番外編。
ちょっとロープの種類をまとめてみた。
写真上から550 Paracord、275 Tactical Cord、Micro Cordです。
比較表。ご参考いただければ。

ブレスレットの比較。すべて同じ編み方です。

550ParacordとMicro Cordのハイブリッド。

あれこれ工夫しながら、皆様の必要用途に最適なロープを探してみるのも良いですね。
一通り試してみると良いのではないでしょうか。

僕は暇な時間に編んで遊ぶことが多いので全種使っていますが。
KINRYUオンラインでもぜひ「Atwood Rope MFG」をチェックしてみてくださいね。

Atwood Rope MFGの製品一覧へ

Paracord (パラコード)と Tactical Cord(タクティカルコード)~実用的な活用方法や愉しみ方のコツ~

Paracord (パラコード)と Tactical Cord(タクティカルコード)
~実用的な活用方法や愉しみ方のコツ~

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!!

本日のブログではパラコードについてお話したいと思います。
今やブッシュクラフトなどのアウトドアでも必需品となっているパラコード。
ではパラコードとは一体何なのか。そして実用的な活用方法や編んだりすることで広がる楽しさをご紹介いたします。

 

 

パラコードとは

パラコードの歴史は1940年代”第二次世界大戦”時に遡ります。
その名前にあるようにパラシュートのラインとして使用するために開発されました。
軽量性と耐久力、そしてなにより高い汎用性が認められ現在では軍用だけでなくアウトドアなどの一般のツールとしても活躍しています。もしもの時に活用できるようにブレスレットやストラップの形状にして持ち歩くこともできます。


実は米軍の規格ではパラコードは何種ものタイプが存在します。一般的によく知られるパラコードは、550コードと呼ばれることがあるタイプⅢです。

550とは耐荷重をそのまま表しており、550lb(ボンド)=およそ250㎏の荷重に耐えることが可能という事のようです。
通常は写真のように芯材にナイロンを撚ったものを通常7本使用しています。

ちなみにタイプⅢのパラコードにも稀に軍用において9本のナイロン芯材を使用しているものもあるそうで、その場合当然太さも太くなるようです。が一般的なものは基本7本の芯材です。

 

野外での使用にも適しているためテントやタープのロープとしても用いることができます。

靴ひもとしてもOK。出先で紐が切れてしまった時にもパラコードを持っていれば問題なし。
最初からパラコードに変えておいても良いですが。

7本入っている芯材は、さらに解き細い糸として使用することができます。
緊急時の補修糸として。
また、僕は試したことがないですが釣り糸としても活用できるのだとか。
“Wilderness Survival Card”などのサバイバルツールと合わせて用意しておくと、どんな時も生き抜くことができるのかも?

ツールのストラップとしての利用もメジャー。

後半にもご紹介しますが、ストラップやブレスレット作成などはアウトドアでの活用を別にしても人気のあるコンテンツです。

 

 

おすすめパラコード

実はKINRYUオンラインストアにも新しいパラコードの入荷がありました。
今回紹介する「Atwood Rope MFG(アトウッド ロープ)」は、米国内での生産を通じて高品質なロープを世界各国に提供するアメリカの老舗ロープメーカーです。

■ 550 Paracord / Atwood Rorp MFG

最もオーソドックスな550パラコード。
先ほどご説明したように、耐荷重250kgの強度と軽量性により優れた多様性を持ったおアイテムです。。
当然、芯材にはナイロンの撚糸を7本使用しています。UV、腐食、カビへの耐性も付与されているため、アウトドアレジャーにも持ってこいです。

550 Paracord / Atwood Rorp MFG をオンラインストアでみる
 

■ 275 Tactical Cord / Atwood Rorp MFG

さらに、Tactical Cordと名付けられたこちらは550パラコードのハーフサイズロープとして設計されてたものです。ハーフサイズといえど、芯材にしっかりナイロンの撚糸を4本使用しており、耐荷重も125kg。
比較的小さなアイテムへの活用や、ドローコードのような使い方にもかなり便利です。

275 Tactical Cord / Atwood Rorp MFG をオンラインストアでみる

 

□ パラコードとタクティカルコードを比べると □
今回ご紹介したATWOODのロープはパラコードとタクティカルコードという2つのタイプが販売されています。それぞれに利用方法が沢山あってたのしいのですが、実際に編んでみたときなど、どれほど印象に違いがあるのか。

パラコード編みの基本「コブラ編み」で比較のためにキーホルダーを作成してみました。
なるべく同じ長さになるよう編んでみました。


ブレスレットだとこんな感じです。

 

 

【パラコードを愉しむ-番外編】~店長宮田の場合~

ここからは、僕なりの愉しみ方についてお話します。
主にストラップやブレスレットなどを作成する事にハマっているので、僭越ながら一部をご紹介します。
皆様のパラコードライフ(?)の参考になればうれしいです。

ブレスレットとリング一緒に作って装着。さりげない統一感が良い感じな気がします。
シンプルな感じが好きなので、グラファイトという色を利用。パラシュートボタンを手に入れる機会があれば、ぜひ留め具に使ってみてください。オススメです。
あと芯となる2本に差し色を使うのにハマってます。

 

EDCアイテムにはストラップを。ストラップが付いているだけで取り出すときとか結構便利です。

小さなアイテムへは先に紹介したタクティカルコードがオススメ!ミニチュアな雰囲気に魅了されます。

さすがに長いものを編むと時間がかかりますね。ササっと手早く編めるようになったらモテるだろうな。
二種類の編み方を組み合わせてウォレットコードを作成してみました。

 
靴ひもへの活用を考えている方へ。
末端の処理に「熱収縮チューブ」を用意すると便利と聞いたので試してみたのですが、かなりオススメです。程よい長さに切ったチューブを末端を通してライターで軽くあぶるとチューブがきゅっと締まって見た目もまさににシューレース。ホール通すのもかなり楽になります。
ちなみに熱収縮チューブはホームセンターに売っていました。僕が近所のホームセンターへ赴いたときは配電のコーナーで見つけました。もともと、配線の絶縁や保護に使うのだとか。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?終始僕の趣味色が濃く表れた内容となってしまいましたが、ご容赦下さい。

なにはともあれ、パラコードは色々な使い方ができるというのが最大の魅力。
今回ご紹介した以外にもまだまだ活用方法は沢山あります。
奥深いアイテムですので、ぜひ一度手に取ってみてください。

 

 

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550 Paracord Type III 550 Cord

GrimLoc | ITW Nexus Advanced

ブログをご覧いただき、有難うございます。

今回のテーマは”GrimLoc(グリムロック)”。
ミリタリーバッグには欠かせないオプションパーツです。もちろん、ミリタリーバッグを持っていなくとも活躍します。

ミリタリー好き、そしてパーツ好き、カスタム好きな皆様へ。そして少しでも興味がある方はゼヒご覧ください。

 

”グリムロック ”とは


米軍のオファーにより”ITW Nexus”社によって開発されたDリング型の樹脂製リングです。
モールシステムなどの1′ウェビングに取り付けられます。

素材は強化プラスチックを使用していますので、固くて軽い。耐荷重は22kgとなっているようです。
金属パーツに比べて静音性にも優れていますし、耐蝕、耐熱性能も備えています。

ちなみに、ITW社が誇るGhillieTEX™製品に準じており、赤外線カメラなどに映りづらく隠密性にも優れているのだとか。


プッシュスイッチ式の開閉システムは、取り付け物をしっかりホールドするだけでなくグローブ装着時も問題なく開け閉めできます。

個人的なお気に入りポイントは、ウェビングにしっかり固定できる点。
通常のカラビナに比べ、物を取り付けたときの遊びが少なく無くてスマートです。

 

U.S.A.F での使用シーン

米軍の現場でもチラホラ見かけます。

シンプルにカラビナの様に使用したり、コードやハイドレーションチューブのガイドとして活用しているシーンもあるようです。

 

 

活用術~基本編~

ミリタリーバッグやポーチなどをご愛用の方は、迷うことなく装備することをオススメします。
すでにお使いの方も多いですよね。

1’ウェビングを活用するにあたって、これほど日常的な利用性が高いアイテムもなかなか無いものです。

帽子やグローブ、コードなどなど、ちょっとしたものを吊るすのに、とっても便利。
アウトドアシーンでの使い道も多そうです。


ジッパーコードをロックする簡易セキュリティーとしてもゼヒ。
この使い方での需要が結構高かったりします。
 

 

活用術~応用編~

パラコードでカスタムしてキーホルダーへ。

ベルトループなどへの装着も簡単ですし、カラビナとは一味違った雰囲気でお楽しみ下さい。

今回、GrimLocの巻き付けにはTop Braid という編み方で挑戦してみました。
同色のコードで作ったブレスレットと合わせて身に着けるもの大いに”有り”だと思います。

ちなみに・・・
装飾で使用したパラコードについては、以前こちらのブログでもご紹介しています。

550 Paracord Type III 550 Cord のブログ記事へ

合わせてご覧頂けると嬉しいです。
お願いします。

 

最後に

あれこれ使い方を考えながらカスタムできるのはミリタリーアイテムの醍醐味の一つですよね。

そんな醍醐味を手軽に感じられる”GrimLoc”を、ぜひKINRYUオンラインストアでも、是非チェックしてくださいね。

KINRYUオンラインストア ”Grimloc”のページはコチラ

 
いかがでしたでしょうか。

今回はパラコードでGrimLocをカスタムすることに若干の苦戦を強いられました。。。
しかし、完成した時の喜びもひとしお。楽しいですよ。
少しでも興味を持っていただければ幸いです。

それでは、また次回もどうぞ宜しくお願いいたします。

550 Paracord Type III 550 Cord

皆様、こんにちは。
KINRYU BLOG初めての記事です。

記念すべき初回のテーマは”Paracord(パラコード)”です。
ミリタリーとアウトドアにも関わりのあるアイテムですので、KINRYU BLOGにピッタリなのではないでしょうか。


パラコードの歴史は1940年代”第二次世界大戦”時に遡ります。
その名前にあるようにパラシュートのラインとして使用するためにデザイン、使用されていました。
軽量性と耐久力、そしてなにより高い汎用性が認められ現在では軍用だけでなくアウトドアなどの一般のツールとしても活躍しています。

軽量性と耐久性の秘密はナイロン構造にあります。
外被もナイロン製ですが、芯材(コア)にも撚ったナイロン糸を使用しており、この2層の構造がパラシュートコードの最大の特徴となっているわけです。

使い道もその引張強度を生かした方法がオススメ。
テントロープや物干し用のロープ、バックなどへ荷物を固定したりと通常のロープとしての役割はもちろんですが、パラコードの真価はそれに留まらない多様性にあります。

例えば緊急のツールとしての役割です。

芯材を取り出し解くと、縫製糸として使用できるので衣類やテント、バッグなどの補修ツールとして使うことができます。

また、止血帯としても使用できます。
細いコードによる止血は余分な圧迫部の細胞破壊を軽減することになるそうです。
もちろんパラコードの強度ありきです。止血の引張に耐えられないとダメですからね。
(※止血帯法は直接圧迫止血法で止血できない際に行う最終的手段です。また細いコードで行う場合タオル布などを挟む必要があったりと、注意事項もありますので知識のない状態で行うことはやめましょう。)

“もしもの時”に備えられる頼もしさで、アウトドアなどのレジャー好きにもマストな存在となっているのですね。

さらに注目すべきはアクセサリーアイテムへの応用でしょうか。

元々ツールストラップとして利用されることも多いのですが、パラコードを編み上げ作るブレスレットやストラップは、ちょっとしたブームにもなりました。
映画「MAD MAX -Fury Road-」で主人公マックスがブレスレットを着用していて話題になったのも記憶に新しいところ。

ブレスレットやストラップにすることで普段から持ち歩くことができ、もしもの時には解いて使用できるので、緊急ツールとしての側面も失いません。
コーディネートのアクセントとして活躍してくれるのは間違いないのですが、こういった理にかなった機能的アクセサリーに惹かれてしまうのは、きっと僕だけではないはず。。。
あと、自作できるのも良いですね。作成してみました。

このタイプの編み方だと、おおよそ3メートルほど使用します。15ftの物を購入すると5本作れます。
作成時間も20~30分とお手軽でした。(慣れるとと10分もあれば出来るそうです。)
マックスとお揃いです。
こうなると、他のカラーも欲しくなってしまいます。

他にも靴紐やベルトの代替に使用したり、沢山の使い道が存在します。


KINRYUオンラインストアでも手に入れることが出来ます。
米軍契約工場が生産しており、品質の高さだけでなく雰囲気のあるカラーリングもお楽しみいただけるラインナップとなっています。
ぜひ、覗いてみて下さい。

オンラインストアページはこちらからどうぞ。
550 Paracord Type III 550 Cord

ちなみにTypeⅢとありますが、パラコードには米軍基準で定められたタイプが全部で6つ存在します。
それぞれの心材のナイロン糸数が異なっていたりしますが、なかでもTypeⅢがもっとも認知されているモデルのようですよ。

最後に、

これは余談ですがパラコードはスペースシャトルのサービスミッション(ハッブル宇宙望遠鏡の修理)にも用いられていたそうです。すこし種類の違うものですが。。。。
活躍シーンが今や宇宙にまで到達しているパラコードと、星の数ほどあるその使い道に思いを馳せながら初回のブログはここまでとさせて頂きます。

いかがでしたでしょうか?
これからも、オンラインストアだけではわからないミリタリー&アウトドアに関わるアイテムの魅力を
皆様と共に楽しめる記事が投稿できたらいいなと考えております。
永くお付き合い頂けると光栄です。

それでは次回の投稿をお楽しみに。