いつもブログをご覧下さり有り難うございます!
本日は趣向を凝らしてミリタリーブランド”Magforce(マグフォース)”の 「素材」とそのお手入れなどについて掘り下げてお話したいと思います。
まずはMagfoceの耐久性を支えるナイロンファブリックについて見てみましょう。
耐久性の礎となる高機能素材
1) 1000デニールという生地の厚み
繊維および糸の太さの単位であるデニール。1000デニールほどになるとしっかりとした厚みを感じることができます。摩擦・摩耗にも滅法強く、Magfoceアイテムの大半はこの生地を強靭に縫製することで卓越した耐久性を備えています。
2) 撥水・防汚性を付与するテフロン加工
テフロン加工は米国ケマーズ社のフッ素樹脂をコーティングすることで、優れた撥水・撥油性と防汚機能を生み出す確かなクオリティを持った技術です。アウトドアアイテムにおいては雨などの対天候性能が向上するだけでなく、汚れも付きづらく手入れも簡単。(※後述)
そして生地本来の質感や柔軟性を損なわないものメリットの一つ。
そんなコーティングをMagforce製品の1000Dナイロンには「2回」施した多層コートテフロン加工となっています。
3) 防水・耐久性を向上させるPUコーティング
生地の裏側にはPU(ポリウレタン)コーティングが3回施されています。(写真の少し光沢をもっている面がそれです。)
このコーティングの特徴は、主に防水性の向上です。
裏地にPUコーティングされていることで内側まで水が染みこむことのない高い防水性を実現。また、生地の補強としても機能しています。
素材だけでこれだけ手を加えるとなれば、ブランドの掲げる高耐久性も説得力があるというものです。
テフロン加工がされたファブリックのお手入れ
そんな高機能ファブリックですが、お問い合わせにも多いのが手入れの仕方。
先に記したようにテフロン加工は防汚性も高く、手入れも簡単にしてくれる特徴を持っています。
なので、単純に「拭く」というのが基本的なメンテナンス。
汚れなども水で濡らして絞ったきれいな布なので拭き取ることで落としてください。
また、表面に汚れがたまると撥水の妨げになることもあるので、定期的に表面を軽く拭き取ってあげるのも良いかと思います。どんな素材にも当てはまることですが、強く擦りすぎるのは控えたほうが良いです。
いずれにしても、お手入れの後や保管時は内側外側ともにしっかり乾燥させておくのが長持ちさせるポイント。
なんとも単純なお手入れですが、ラフに使用できるのもMagfroceアイテムの魅力の一つですので、クタクタになるまで愛用して頂けると幸いです。
リペア編 ~もしもの時のギアエイド~
今回は手入れ方法をお伝えして終わりにしようと思ったのですが、、、、
Magforceのアイテムにもオススメなリペアグッズがオンラインストアに入荷してきましたので、Magforceファブリックでテストしてみました。
なかなか実験できるものでもないので、必見です。
強靭な耐久性を誇るMagforceですが、、、万が一、かなり鋭利なものに引っ掛かってしまったりなど不慮の事故ゆえに破損したとします。
そんな時に持っておくと助かるのがこちらのアイテム。
GIAR AID (ギアエイド) / TENACIOUS TAPE
アウトドアギアを中心に様々なアイテムの補修を行える話題のアイテム。
試してみました。
まず、破損したマグフォースアイテムがないので。(なかなか破損するものではないので、、、)
サンプルの素材(使われている生地はマグフォース製品と一緒)を探し出し、、、、ちょっとした裂き傷をつけました。こんなことをしたのは初めてです。
ここからがGIAR AID TENACIOUS TAPEの使い方。
至って簡単な使用方法。
破損個所にあう大きさにカットして貼り付けるだけです。
約24時間で接着力が最大になります。
なので貼り付けて直ぐは剥がしても大丈夫。変な跡が残ることもなく位置を修正できます。
このカラーのテープはナイロン素材なので、雨にも強いです。また補修個所を目立たせることのない素材感も嬉しいです。
私個人の感想としては思っていた以上にフラットな仕上がり。テープ自体が結構柔らかくゴツゴツとした表面にはならないので安心しました。
もし、出先なので破損してしまったら、即座に穴を防ぎ傷の広がりを止めてくれるので携帯しておくと安心。
もちろんバッグ以外にもウェアやテント、寝袋などのアウトドアグッズをはじめ、様々なアイテムのリペアに使用できるので、皆様のEDCグッズの一つとして持ち歩くと思わぬシーンで助けてくれるでしょう。
ちなみにカットして使うタイプ以外にも、パッチタイプなどなど豊富にオンラインストアに入荷しています。
ぜひチェックしてくださいね。