いつもブログをご覧下さりありがとうございます!

とても嬉しい事に、以前ご紹介した 【-簡単&楽しい!- 初めてのパラコード編み物】が大好評♪
調子にのって。というわけでもないですが、本日は【応用編】として前回ご紹介した編み方の利用方法をご紹介いたします。依然として「簡単」に出来る物を選んでご紹介していますので、カジュアルにお楽しみいただけると幸いです!

コチラの記事の続編となりますので、ぜひ一緒にチェックしてみてください。
【応用】1.スネークノット |
■ 簡単カメラストラップ!
ツールストラップにもオススメ。カメラストラップを作ってみました。
今回はコード2.6mくらい用意。あとはハサミとライターだけでOK。少しでも分かりやすくしたくて2色を溶接して使用していますが、一本用意するだけで大丈夫です。
まずスネークノットを始める位置を定めます。今回は写真くらいの位置から始めます。
1.先ほど決めた位置からスネークノットで編んでいきます。
2.編み方は前回のブログを参考にしてみてくださいね。
3.テンションが均一になるよう心掛けるとキレイに仕上がります。
4.おおよそ手首周りの大きさより少し短めな長さになるまで、ひたすら編みます。
5.次に、末端を少し開けて結びます。
※結び方については、このブログの最後にご説明します。
6.少し開けたところをループとすれば完成。簡単です。
シンプルな造りですが、結構しっかりとしたホールド感があります。
【応用】基本形コブラステッチの利用系 |
コブラステッチ(平編み)は、他でも利用したアイテムが多く紹介されているので、ここでは直ぐにやってみたくなる簡単なものだけピックアップ。
■ プルコードにワンポイントを。
まずは、ミリタリーバックを愛用している人にもオススメな引手作りを紹介します。
1.設置したい箇所に通します。あるいは、ここが一番苦戦するかも。コードの先端をライターであぶって通しやすい形にしておくと良いです。僕は斜めにカットしたうえで、形を整えています。
2.あとは、いつもの「コブラステッチ」と一緒です。以前のブログも参考にしてみてください。
3.適度な回数編んだら完成。
4.末端は、ハサミで切りライターであぶって処理しておきます。炙った時にハサミの腹を押し付けるようにして整えると良いかも。
ジッパーにプルパーツが付いている場合でも、適用可能。引手に絡めてから施すと安定する気がします。
正直コブラステッチでなくても、引手は作れると思いますが、平たいプルパーツにしたいときはゼヒどうぞ。
■ 簡単に巻き付けカスタム
コブラステッチは、巻き付けカスタムにも応用することができます。
その一例がこちらなのですが、今回は比較的巻きやすい木製カトラリーを用意しました。
1.まずは、巻き始める位置を決めてこのように配置。
2.こんな形になったら、後はいつものコブラステッチ。
先ほどのように芯となるコードはないですが、やることは一緒です。
3.交互に交互に。動作毎にしっかり締めていくことがコツかもしれません。
4.最後は切って留めてしまいます。解けてしまわないように先端を溶かしたらハサミの腹などで押し付けて圧着してしまいましょう。
一式同じようにカスタムすると、統一感があってオシャレ。キャンプとかで自分の色を決めて、間違わないようにしても良いかもしれないですね。
【応用】二つの編み方を利用した簡単ショルダーストラップ |
■ ハイブリッドに作るカメラストラップ ~私物カスタム~
ちょっとした例として、スネークノットとコブラステッチのハイブリットアイテムを軽く紹介します。
作成するのは、ショルダーストラップです。基本スネークノット。途中、体に接するだろう部分だけコブラステッチで編んでいます。
先日、大掃除していたら出てきた「ポラロイドカメラ」。ショルダーストラップを付けたいと丁度思っていたので、作ってみました。
パラコードを2本用意。長さは適当ですが、全長1メートルの物をつくりたかったので、7.0mx1本(スネークノット用)と5.0mx1本(コブラステッチ用)を用意。
1.最初は、ひたすらスネークノットで編んでいきます。(今回は30cm)
2.所定の長さまで編んだら編み方チェンジ!
3.今度はひたすらコブラステッチ編みを繰り返します。(今回40cm)
4.これまた、思い描いた長さまで編んだら、コブラステッチは終わり。スネークノットに切り替えて再びひたすら編む。それだけ。
完成。
以上、スネークノットとコブラステッチさえ覚えていれば出来る少しユニークなショルダーストラップでした。
【永久保存版!】パラコード末端の処理について |
パラコードの編み物を楽しみだして最初の壁は末端の処理にあるような気がします。
途中まで編んだわいいけど、最後どうしよう。なんてことしばしば。適当に結んでしまうだけでも良いのですが、「せっかくなら」と思う皆様に、超簡単な結び方と王道な結び方の二つをご紹介します。
■ 初級編 ■
「名前は知らないけど超簡単な結び方」
例えば、末端処理の代表格といえば「ダイヤモンドノット」なのですが、、、覚えるのが少し面倒。そこで、一瞬で覚えられる簡単な末端の結びをご紹介します。
意外と紹介されていない(?)気がするのですが、「ダイヤモンドノット」より簡単でそこそこの見栄えに出来るので、初めてでもホントお勧め。(ただし、この結び方の名前を僕は知らない。。。。ごめんなさい。知っている方いたらご教授ください。)
1.まず写真のように配置します。
2.上に乗っかっている方のコードを操作。下を潜って一方の穴を通します。
3.もう一方は逆に上から下へ。(手順2と3は、どちらが先でもOK。)
4.あとは上に向かって調整しながら引っ張って締めるだけ。簡単。。。余った箇所をカットして処理しておきましょう。
簡単ですよね♪意外とスッキリした様子になるので、
■ 中級編 ■
「王道!ダイヤモンドノット」
よく見かける王道な結び方が「ダイヤモンドノット」。少し凝った様子にしたい場合はオススメですが「簡単!」というわけにはいかないので、興味ある方だけご覧ください。
少しでも分かりやすくするために、あえて色の違うコードを使っています。
1.最初はこの形からスタート。覚えるしかない。。。
2.柄コードを、OD色コードの下から上へ。そして1.で作った輪っかから柄ロープを掬い取るように操作。
3.さらに柄コードを操作していきます。もう一度OD食コードの下を潜り、真ん中の穴(ひし形っぽいところ)に背面から手前に向けて通します。
4.ここでやっとOD色のコードを操作します。目標は3.で柄コードを通したのと同じ穴。ただし、写真の赤点を付けたコードをグルっと跨いでから。
5.ここで背面から手前に向けてOD色コードを通します。通す穴は3.で柄コードを通した穴と同じです。ここまでできれば勝ち。
6.最後は調整しながら締めてください。お疲れ様ですか。これで完成です。僕の説明も拙くて申し訳ないのですが、一回で分かりにくくてもあきらめずトライしてみてください。
ダイヤモンドノットは処理跡も目立ちにくいですし確かにきれいな結び方です。初級編でご紹介した結び方でも、十分事足りると思っているので簡単に済ませたい方にはそちらを推奨します。
最後に
予想以上にボリューミーな内容になってしまいました。最後までお読み下さり本当にありがとうございます。前回のブログにつづき、パラコードDIYを気軽に楽しんでみたい方の参考になれば嬉しいです。

ちなみに今回使用したのは「ATWOOD ROPE MFG」社製のコードです。質が良く実用性に富んだコードですし、カラーバリエーションも豊富。KINRYUオンラインストアでも扱っていますので、よかったらチェックしてみてくださいね!
お知らせ
日本最大級のキャンプ情報サイト「CAMP HUCK」さんのパラコードDIY特集にて、僭越ながらパラコードの先生としてお招きいただきました。今ブログと同様に、カジュアルにパラコードを楽しめてしまう素敵な内容ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!
※CAMP HUCK リンク※
【ひたすら巻くだけ】不器用でも“それっぽく”できあがる超簡単パラコード編み〜vol.1〜
【ひたすら巻くだけ】不器用でも“それっぽく”できあがる超簡単パラコード編み〜vol.2〜
【ひたすら巻くだけ】不器用でも“それっぽく”できあがる超簡単パラコード編み〜vol.3〜
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本日は店長ミヤタによるパラコードいじりの回です。
ツールのストラップを作りたいときに重宝。これさえ覚えておけば取り敢えずOKな基本の編み方。時間もあんまりかからないですし、慣れればTVを見ながらでも編めるカジュアルな方法です。
パラコードの長さは作りたいストラップの長さの8~9倍くらいを用意。はさみは勿論、末端を処理するためのライターも必須です。
1. スタートはこのような形にセット。左右はどちらでも良いですが、今回は灰色コードを中心に。黒色コードが灰色コードの上から下を通るように、そして輪ができるように設置します。※わかりやすいように2色をつなげていますが、単色一本で良いです。
3.コードを締めて形を整えます。
5. ひたすら繰り返すと、だんだん形になってきます。
7. 最後は余ったところを切ってしまいましょう。端から解れてしまわないようライターであぶって処理。
「スネークノット」は他の編み方と組み合わせるなど簡単で応用が効くので、覚えておいて損はないと思っています。
パラコードの編み物でよく見かけるブレスレット。特に平編み(コブラステッチともいう)で作るパラコードブレスレットはポピュラーですしゼヒ挑戦してほしいアイテムの一つ。
まずコアとなるパラコードを手首周りの2倍の長さ+α(ボタンを留める分の長さ)を用意します。僕の場合手首周りは18cmなのですが、4O~42cmくらい用意しています。そして、そのコアとなるコードのおよそ4.5倍~5倍の長さのパラコードを別に用意します。※「パラシュートボタン」を一つ。そして可能であれば※「鉗子」があると便利です。ハサミやライターは必ずね。
1. 大胆にもパラコードの芯を全部抜きます。抜かなくても「平編み」はできますが、今回はあえて。抜くと通常よりボリュームが抑えられたスマートな様子になります。
3. ここからが平編みの本番。ちょっと言葉では説明しにくいのですが、写真のように配置してグッと絞ります。
5. 向かって左の真横に飛び出している方のコードを、芯を跨ぐように右へ折り返します。
7. 次は5~6と同じことを反対にも施します。向かって右側のコードを折り返します。
9. あとは5~8の手順を交互に繰り返すだけ。なるべく締め付けるテンションが均一になるように意識しながら、芯のループがボタンのサイズより少し大きめの段階で留めます。
11. コード末端をライターであぶってキレイに処理。裏側で留めると装着した時にキレイです。
今回ご紹介した方法は比較的簡単だと思いますし、平編みの基本を覚えることができるのでぜひお試しあれ。
これも良く見るカスタムですね。鞄のハンドルをパラコードで巻くことで劣化を防ぐことができるという話。他のアクセサリーより解きやすいように工夫できるので、いざというときに使うロープとしても良いのではないかと思います。他にも、ちょっと頼りないハンドルに厚みを持たせることができるという利点も。
1. まず巻きたいハンドルにこのような形で折り返した状態を作ります。巻いていくほうを長くしておきます。
3. また、ハンドルの下を潜り、反対から同じように中心のコードに引っ掛けるように巻き付けていきます。
5. 余ったコードは中に押し込みます。この時も鉗子があると便利。
ちなみに4.の状態の手前で写真みたいに引っ張ると簡単に解くことができます。手軽にできますし、すぐに解いてロープとして活用できる点は実用性が高くて◎。ご愛用の鞄に試してみてください。
この編み方もいろいろと応用も効きますよ。
パラコードの末端処理に利用しますが、炙って溶かしてくっ付けるだけ。両手が空くようなアルコールランプのようなものがあれば一番やりやすいみたいですけど、写真のように両端を同時に溶かしてやれば何とかなります。
慣れてきたらメタルビーズなど装飾パーツを利用して雰囲気を変えてみても楽しかも。