Q. MOLLEシステムとは??
A. 正式名称はModular Lightweight Load-carrying Equipment(モジュール ライトウェイト ロードキャリング エクイプメント)。
通称MOLLE(モール)は1997年以降アメリカ軍が採用している個人装備システムです。
主に”PALS”と呼ばれるウェビングシステムを利用して構成されており、ポーチなど付属品は簡単に取外しできるモジュラー式の装備なので、様々なミッションに対して装備を最適化できます。
モジュールの取り付け方法やシステムの詳細に関しては過去の記事にてご覧頂けますので、ぜひ合わせてご覧ください。
MOLLE System -モールシステム-
http://kinryu.jp/cp-bin/wordpress/2018/01/26/molle-system/
MOLLEの取り付け例とオススメポーチ&パーツ
MOLLEシステムを理解し、いざ使用・取り付けをしてみるとなっても、「どのアイテムを?」や「どこに取り付ける?」などイメージが湧かないこともしばしば。
そこで、実際にMOLLEシステムにモジュールを取り付けてみた様子をオススメギア&パーツのご案内と共にご覧いただきたいと思います。
【 バックパックカスタムの様子 】
プラットフォームとなっているのはMagforce/Vulture2 3Day Backpack。ミリタリーバッグの中でもベーシックな3DAYバックのデザインとなるアイテムです。
ウェビングも豊富なのでモジュールカスタムも幅も広いです。
Magforce / Vulture2 3Day Backpackをオンラインストアで見る
1.Magforce / Battery Pouchサイドパネルへのポーチ取り付けで基本的な収納力をUP。
Magforce / Battery Pouch (MF-1809)をオンラインストアで見る
2.MIL-SPEC MONKEY / MSM Bottle Corset ボトルホルダーの設置も代表的なモールの利用例。
MIL-SPEC MONKEY / MSM Bottle Corsetをオンラインストアで見る
3.Magforce / Horizontal Pouch 5x7x2背面へのポーチの拡張は、本体のコンパートメントで賄えない小物の収納方法を増設します。
ファスナーのセーフティーロックとして機能しているGrimloc(グリムロック)にも注目。
Magforce / Horizontal Pouch 5x7x2をオンラインストアで見る
ITW NEXUS / Grimlocをオンラインストアで見る
4.Magforce / 4”Horizontal Type Waistpackウエストベルトにもウェビングが備わっている場合ここにも収納スペースを設けることが出来ます。
すぐに取り出せる位置へのカスタマイズで利便性が向上。
Magforce / 4”Horizontal Type Waistpackをオンラインストアで見る
5.ITW NEXUS / Web Dominator1inchのウェビングに対して使用できるパーツの代表。
ストラップの余りをまとめて固定したり、写真のようにちょっとしたツールを取り付けておくのにも便利なのでミリタリーバッグを使う際はぜひ利用したいアイテムです。
ITW NEXUS / Web Dominatorをオンラインストアで見る
【 ショルダーバックカスタムの様子 】
気軽に使えるショルダーバックの類に関してもPALSウェビングを利用することで、自分にあったカスタマイズが可能。
今回、例として使用した「Gannet Versipack」はMagforceのショルダーバック類の中でもウェビングの備わっている側面が多く、モジュールの自在な取り付けが可能。
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1.Magforce / Tool Bag 5″x7″
工具類の収納に適したツールバックを装着してみました。物を種別に収納することで必要ないときは外したり単体でも使用できるといった柔軟性もMOLLEを活用するメリットの一つです。
Magforce / Tool Bag 5″x7″をオンラインストアで見る
2.Magforce / Bottle Holder 4″x10″
やはりボトルホルダーの類はモジュールアイテムの王道なのでしょう。このホルダーはクッションパッドを内蔵しているのでカメラの望遠レンズなどドリンクボトル以外のアイテム収納にもオススメできます。
Magforce / Bottle Holder 4″x10″をオンラインストアで見る
3.Magforce / 1″ Strap
ショルダーバックの底面にもウェビングが備わっているため、三脚を固定。
このようにPALSウェビングに対して同じ1インチ幅のストラップを用いることでロープ、ジャケット、スリーピングバックなどなどの取り付けに利用することが可能です。
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【 ボトルホルダー応用カスタムの様子 】
バッグなどのキャリーギアへの取り付けが基本となるMOLLEモジュールですが、ポーチ同士を組み合わせることも可能。
工夫次第で、さらにワクワクするカスタムが可能です。
Magforce / Bottle Holder 4″x10″をオンラインストアで見る
1.Magforce / M-1 Waistpack
定番ともいえるウエストポーチをボトルホルダーの側面に。
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2.Magforce / M-2 Waistpack
さらにもう一つのウエストポーチも反対の側面に装着。ボトルホルダーが他のミニショルダーバックに引けを取らない収納力をもった立派なキャリーギアになりました。
Magforce / M-2 Waistpackをオンラインストアで見る
3.Magforce / Slide Strap
MOLLEシステムと直接の関係はありませんが、このスライドストラップをボトルホルダーのDリングに取り付けることでショルダーバックタイプとして使用しています。
ホルダーやポーチとして活躍するだけでなく単体でも利用できるとなると、時々の自分スタイルに合わせて組み替えるのも一興です。
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モジュール取り付けの際の注意
ポーチやホルダーなど各種モジュールの取り付けにはジョイント用のパーツが必要です。
最初から備わっているものもありますが、付属していないものもあるのでご購入の際はご注意を。
ちなみに、取り付けにはMagforceのMXLOCKがオススメです。
各アイテムに対しての適したサイズについてご不明な場合はお気軽にお問い合わせください。
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“今さら聞けない MOLLE SYSTEM(モールシステム) について【モジュール取り付け編】” への8件のフィードバック